悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。
しかし、きれいな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。
矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。歯がふぞろいだったり、上下のアゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。
この不正咬合をそのままにしておくと、次のような問題がでます。
- 食べ物がよく噛めない
- ことばが明瞭でなくなる
- むし歯になりやすい
- 歯槽膿漏になりやすい
- 口臭の原因になる
- アゴの関節に負担をかける
- 歯を折ったり、ケガしやすい
また、不正咬合を治すことで、自分の容姿に自信が持て、今までのコンプレックスを解消できることも、重要なことのひとつです。
矯正治療は歯科大学を卒業すると誰でもできる訳ではありません。
卒業後、大学の矯正科に在籍し勉強するか、歯科医院に勤務しながら講習会等で習得するかに分かれます。私は卒業後すぐに一般開業医に勤めたため後者にあたります。
私が矯正を始めたきっかけは、犬飼歯科セントラル・ビオス診療所院長犬飼啓元先生が昭和40年代長野県下の矯正の先駆けとして行っていた事もあり勉強する事となりました。そしてまず最初に『スタンダードエッジワイズ』システムを学び、長野県矯正研究会に在籍いたしました。その後、いろんな講習会に参加させていただきました。
平成17年より現在のシステム3Dimensionlightwireslidingtechnique(旧SRSM矯正研究会)にて診療を行っております。
私は横浜に勤務していた時、勤務先近くの矯正専門医の依頼により、抜歯や虫歯治療、はたまた歯肉炎・歯周炎治療を行いました。そちらの先生はそういった治療をほとんどしませんでした。装置が付いた状態での虫歯治療は難しく困難なものでした。しかし矯正専門の先生は虫歯治療を得意としていません。なぜなら大学の矯正科に在籍している時は一般治療はほとんどしないのです。その時、歯科医でありながら不得意な治療がある事はある意味危険な事だと感じました。ある矯正歯科では矯正治療中重篤な虫歯になり訴訟になったと言う事例まであるほどです。
矯正治療は究極の虫歯、歯周病治療と考えます。なぜなら、歯並びが悪い事で起こりうる虫歯や歯周病をきれいな歯並びで清掃性をあげ予防することができるからです。すると無駄に歯を削る事や歯周病での抜歯を防ぐ事ができるのです。私たちは一貫して予防歯科を提唱しています。よってこの究極の治療、歯科矯正によって皆さんの歯を守る事が出来るのであれば最大の喜びです。
矯正中はとかく歯と歯の隙間が出来る場合があります。その様な時、今まで見えなかった虫歯を発見することがあります。そんな時はすぐに私自身でその虫歯を対処いたします。それが一般治療で培った歯科治療を発揮するチャンスだからです。また私の行う矯正治療は、歯周病治療、補綴治療、インプラント治療、入れ歯治療などいわゆる一般歯科でしか行われない治療を駆使して行います。よって特に成人矯正においていろんなバリエーションを提案できると考えています。
当医院では矯正相談をしています。保険治療にて通院されている方には相談料をいただいておりません。悩んでいる前に一度相談してみてください。その悩みにあった答えはいくつもあると思います。その中の最適な答えを提案し解決できるよう一緒に考えていきましょう。
しかし、私どもはすべての不正咬合を解決できるとはかぎりません。それは骨格性の難症例の矯正治療もあるからです。そのような難症例は的確に判断し、しかるべき矯正専門医へ紹介いたします。その的確な判断が出来ること、それこそが一般開業医が矯正治療を安全に行うことのできる要因となるからです。
矯正治療を行う上で矯正装置を歯につけることは必要不可欠です。
当医院ではできる限り装置をつける期間を短くするために、適正な時期に適正な装置にて診療を行っております。
また、小児矯正治療には悪習癖がしばしば見られますが、それを解消するために、お口のまわりの筋肉トレーニングを併用することで機能的に歯並びを良くするよう促します。

反対咬合(受け口)は自然に治りません。悪い咬みあわせを放置するとあごが曲がってきたり、さらにひどい不正咬合に移行することがあります。矯正治療の相談にいらっしゃる最適な時期は、前歯の生え代わった頃(小学校1~3年生頃)です。
乳歯の段階から治療を開始します。裏側の矯正治療と、あごの成長をコントロールする装置(フェイスマスク)を用い、前歯の咬みあわせの改善を行います。
フェイシャルマスクを使用する目的
大人だから歯が動かないのかなあ?と思われる方がいらっしゃいます。成人されても矯正治療は可能です。
成人の方は、お仕事の関係や外見上の理由で、矯正装置をつけることに抵抗があるという方も少なくありません。そのような場合には他の人に気付かれにくい透明の矯正装置を使用いたします。矯正に踏み切れなかった人でも心理的な負担無く治療することができます。
また「治療期間が長そう」とも言われる方がいらっしゃいます。成長期の治療に比べると歯の移動速度は遅く、一般的に成人期の治療の方が若干長引きやすいということはありますが、その反面、成人の治療は成長発育がほとんどないため歯の移動計画を立てやすいという利点があります。

矯正治療例
耳が痛くなったら耳鼻科へ、目が痛くなったら眼科へ行きます。それと同じように、歯が痛くなったら歯医者さんへ行きますよね。
でも、多くの方が誤解していることが一つ。
歯医者さんは「歯が痛くなってから行くところ」と決まっているわけではありません。
歯医者さんは「歯が痛くならないために行くところ」でもあります。
あなたにむし歯があるとします。
「歯医者さんで削ってもらって治しちゃえばいいや」
なんて、軽く考えていませんか?
動物には自然治癒力があります。
転んですり傷ができても、いつの間にかきれいに治っていますし、骨を折っても、ちゃんと処置すればいずれくっつきます。
しかし、一度削ってしまった歯は、元に戻りません。
一度抜いてしまった歯は、二度と生えてきません。むし歯は、本当の意味では治りません。
むし歯の治療は、歯を元どおりに治すのではなく、悪いところを削ったり抜いたりして、人工のつめものやかぶせものをします。
どんなに腕のいい歯医者さんでも、つめものと歯の間に、目に見えないほどのすき間ができてしまいます。むし歯の原因となる細菌は、このすき間よりもずっとずっと小さいので、すき間に入り込んで新しいむし歯を作ってしまいます。
だから、治療したはずの歯がまたむし歯になってしまうのです。そうすると、詰めた金属を外してさらにむし歯を深く削って詰める。
何年か後に同じところがむし歯になって、また金属を外して歯をさらに深く削って詰める・・・。
こうしたことを繰り返していると、いずれ抜歯する運命になります。
私たちは、歯を削りたくはないのです。
削らざるを得ないから泣く泣く削るのです。
「むし歯になったら歯医者さんで治せばいい」
「治したからもうこの歯は大丈夫」
「これでまた歯が痛くなるまで歯医者さんに来なくていい」
ではなく、治療した歯ほどむし歯になりやすいことをぜひ知ってください。治療したからこそ心配なのです。
治療した歯がまたむし歯になってしまわないように、治療後も定期的に拝見させていただきます。むし歯は悪くなってから削って治すものではなくて、むし歯にならないように予防するのが一番です。
治療が終わった時がはじめて私たちの予防治療の始まりです。
歯医者さんでしてもらうむし歯予防のケア(歯のクリーニング)は、とても気持ちいいです。美容院に行くような感覚で、歯医者さんに通っている方も大勢いらっしゃること、ご存知でしたか?
美容院に怖い、痛いというイメージはないですよね。綺麗にしてもらって気持ちの良いそんな診療が皆様にできることを私たちは望んでいます。
歯が抜ける原因は、歯周病が大半を占めます。
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
- ブラッシング時に出血する。
- 口臭が気になる。
- 歯肉がむずがゆい、痛い。
- 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色でひきしまっている)
- かたい物が噛みにくい。
- 歯が長くなったような気がする。
- 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に 隙間がでてきた。
歯周病は、目に見えない歯肉の溝の中に起こり、気づかない内に進行してしまいます。

歯周病とは、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが破壊される病気で、 かつては歯槽膿漏と言われていました。
歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に細菌が入り、歯肉が炎症を起こし赤く腫れて、ブラッシング時に出血します。
しかし、痛みは全くありません。 さらに進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、膿が出たり歯がグラグラしてきます。
健康的な歯周組織
歯周病は、歯肉溝から始まります。
歯肉炎
歯肉溝にプラーク(歯垢)がたまり、歯肉が延焼して、歯肉ポケットになりました。
まだ歯根膜や歯槽骨は破壊されていません。
軽度歯周炎
歯肉のはれが大きくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入し、歯槽骨や歯根膜も破壊され始めます。ポケットが内部に向かって深くなり、歯周ポケットになっていきます。
中等度歯周炎
炎症がさらに拡大して歯槽骨も歯の根の長さの半分近くまで破壊されます。この頃、歯がぐらつき始めます。
重度歯周炎
歯槽骨が半分以上破壊され、歯はグラグラです。


本来誰もが歯の治療はしたくありません。
もちろん私も歯の治療はしたくはありません。
なぜなら歯は削ったら元に戻せないのです。
ですからなるべく削らないためにもむし歯になる前にお子さんを私に見せてください。
どのようにしたらむし歯にならないか親御さんにお勉強してもらいます。
なぜなら子供のむし歯の原因はすべて親御さんの責任なのです。
そう言うとかなりプレッシャーに思うかも知れませんがむし歯にならない仕組みを学んでいただいて予防することでお子さんの歯を守ることが出来るのです。
歯は、はえ始めたときからむし歯の危険にさらされています。そしてさらに乳歯のむし歯は、発育期の成長に関わるだけでなく、永久歯に影響します。さらには歯並びやかみ合わせといった、一生の健康を左右することにもなり兼ねます。
お子さんは、自分の意思によって治療を受けることは出来ません。周りにいる大人が救ってあげなくてはならないのです。
健康管理は本人が主役です。しかし、周りの脇役なしでは真の健康管理は成立しません。ましては、小さなお子さんに関しては、周りの大人が同じ目線で一緒に考えてあげる必要があります。
お子さんの歯を守り育てる為、本人、保護者、私たち歯科医師が自ら気付き、自ら学習し、自ら行動することが今、求められています。
また当院では、予防歯科という単語をよく使わせて頂いております。痛み出してからの治療に苦労するよりも、定期的な検診による早期発見や予防処置による健康管理の方が、実際に治療を受けるお子様と保護者の方にとって、心理的にも、時間的にも、経済的にも有効と考えている為です。
当院の予防歯科の考え方はこちら
虫歯の3大要素は 細菌・歯の質・お口の中の環境です。

生まれたばかりのお子さんのお口の中には細菌はいません。
細菌を親が感染させるのです。
- 親の使った箸でお子さんに食事をさせた事はありませんか?
- スプーンに取ったご飯を親が温度を確かめた事ありませんか?
- 確認したままお子さんに与える事ありませんか?
- お口でもぐもぐしたものをお子さんに与えた事ありませんか?
こういった何気ない、赤ちゃんのための行為が、お子さんに細菌を感染させるのです。
お口の中に細菌の数が少なければ少ないほど虫歯になるリスクは低くなります。
ですから、食事を注意した上で毎日しっかり歯を磨く事が重要です。
歯を磨く際は夜食事が終わってからしっかり磨く事をお勧めします。
夜寝ている間は唾液の量が極端に少なくなります。皆さんも朝起きた時にお口の中が粘っこい事があると思います。これは唾液の量が少ないために粘っこく感じられるのです。よって細菌が唾液に長される事無く歯にまとわり付き虫歯を作ります。そうさせないためにも夜しっかり磨く事は重要といえます。

歯は生えたときはまだ完成された歯ではありません。
乳歯は約1年半ぐらい、永久歯で約2~3年かけて完成されます。だから、生えたばかりの歯は一番虫歯になりやすいのです。
ではその歯がいかにして強くなるか?
唾液や食事などによしフッ素を摂取しながら強化されます。よく歯医者さんで「フッ素を塗りましょう」と言うのは、フッ素によって歯を強くする効果があるのです。
ちなみにアメリカではフッ素入りのミネラルウォーターが売っていて、その水でミルクを作ったりそのまま飲ませたりするほどなのです。
なのでアメリカの糖の摂取量は日本よりかなり多いのですが虫歯のリスクは日本に比べかなり低い値がでています。それほどフッ素は歯にとってとても重要な物といえます。
私たちはみなさんののフッ素塗布を随時進めております。

どのような環境かと申しますと、pH(ペーハー)の事です。
人間は誰しも食事をしますが、飲んだり食べたりする事によってお口の中は酸性に傾きます。
このpHというのが厄介なもので、酸性に傾くほど歯が溶けやすくなります。
pH5.4から歯は溶け始めます。
ちなみに清涼飲料水の中で最もpHが高いのはコーラ(pH2.3)といわれていますが、私個人として絶対にお勧めはできませんしコーラを飲む習慣があるお子さんは絶対にやめてもらっています。かといって食事をしないわけにはいきません。
ですから食事と食事の間をしっかり空ける必要があります。それはだらだら物を食べ続けないという事です。食事の時間をしっかり決めて食事する時はしっかり食べる、そして次の食事またはおやつまでは何も食べないようにする事が大事です。
もしそのときにのどが渇く事もあるでしょうが、そんなときは水(pH6.9)又は麦茶、玄米茶(pH6.0)などは中性により近いため飲んでいただいても構いません。
豆知識 スポーツドリンクは歯の天敵?以上の事が虫歯を作らない要因となります。
痛み出してからの治療に苦労するよりも,予防処置を積極的にする事により健康管理する方が,実際に治療を受けるみなさんにとって,心理的にも,時間的にも,経済的にも有効と考えます。
しっかり予防をして絶対に歯を削られないようにがんばりましょう!!
歯のエナメル質は、生え始めたときはまだ不完全な組織です。
たとえて言えば建設中の家のようなもの。壁財の塗りこみが不足した状態なのです。家は壁塗り作業を怠ると雨や風に弱くなりますが歯もこれと同じです。
エナメル質が完全に出来上がるのに必要な時間はとても長く、乳歯なら1年半~2年、永久歯なら2年~3年かかります。この歯質を強化する物質(フッ素)の入った歯磨き剤で歯を磨く事や、歯科医院にてフッ素を塗ることで歯質の強化するのは先進国の常識です。
歳を取ってからこそ元気な生活をしなければおもしろくありません。元気な生活を送るために欠かせないのが毎日の食事です。しっかりご自分の歯で何でも食べる、そんな当たり前の生活のお手伝いをします。
顎は第2の心臓ってご存知ですか?
脳みそに血が流れなければ人間は生きてはいけません。そのために心臓は生まれてから死ぬまで一度も休むことなく働き続けます。その働きの手伝いをしているのが「顎(あご)」です。
人間は物を噛むことによって食べたものを咀嚼(そしゃく)します。その時しっかり噛む事によって周りの血管はグイグイ押され、結果的にその顎の筋肉がポンプの役目をして脳にたくさんの血を送り込みます。
しっかり食べて、しっかり脳に血を送り込み、楽しく豊かな生活を送るために、1本でも多く自分の歯を残し、そしてしっかり噛むことをお勧めします。
ところが悲しい事に歯をなくしてしまう事もあります。
自然界では歯が無くなれば死を覚悟しなければなりません。ところが人間にはありがたい事に入れ歯があります。正しい入れ歯を上手に使いのなす事によってより良い生活を送ることが出来ます。そのために時間をかけて丁寧に入れ歯を作ることをお約束します。
当医院では院内に入れ歯を製作する技工士さんが常駐します。それにより微妙な歯並びや、色、その方の癖を細かく確認しながら製作いたします。技工士さんとドクターがしっかりタックを組んで相談しながら製作することによってより良い入れ歯を製作することが出来ます。
当医院の入れ歯は長野県内外各地より患者さんが訪れます。「ここの入れ歯じゃなきゃだめ!」と言われるファンのためにもより良い入れ歯を一つ一つ丁寧に作り続けていきます。

無口蓋義歯
熱いものを熱く、冷たいものを冷たく感じる事の出来るのは口蓋の部分が何もないものが1番良いと考えます。
そしてより軽い入れ歯を入れることにより、物を食べる食感をより良くし、より楽しい入れ歯生活を送ることができます。
長野県内でこの無口蓋義歯を製作できる医院は限られます。当医院では無口蓋義歯を自費診療にて製作しております。遠慮なくご相談ください。
審美歯科とはとにかく白い綺麗な歯にしたいということです。
その中にもいろいろ種類があります。
- コーヒー、赤ワインなどの飲食物の色素や、汚れが歯に付着した物。
- 虫歯による物。
- 詰めた物や、かぶせた物の変色。
- 加齢による黄ばみ
- エナメル質が磨耗により象牙質の色が透過して黄ばんで見える物。
- 薬(テトラサイクリン)による変色。
- 神経を取ったことによる変色。
スポーツによる外傷で歯を失ったり、口の中を切ったり、あごの骨を骨折したりすることは決して少なくありません。
それにより、スポーツの楽しみや選手生命を失うことは悲しいことです。
そのため当医院ではスポーツ用のマウスガードを作成し、使用することをお勧めしています。
一人一人の合ったものでなければ、かえって害があります。
大学時代アメリカンフットボールを通しいろいろなマースピースを作り自分で使うことでより、良いマースピースの制作を実感致しました。自分の経験のもとみなさんに合ったマースピースの制作を心がけます。
正しくかみ合わせることでゴルフの飛距離も上がったという報告もあります。
マウスガードの定義
歯および周囲組織を保護し、口腔内外の外傷を減少させるための弾性のある口腔装置である。
やむを得ず抜歯になってしまった場合、あるいはあなたの歯が抜けてしまった場合、従来の方法では取り外し式の部分入れ歯か、前後の歯を削ってしまって橋をかけるブリッジでしか、抜けてしまった歯を補う方法がありませんでした。部分入れ歯もブリッジも周りの歯に悪い影響を与えてしまうため、最善の方法とは言えませんでした。
『インプラント(人工歯根)』をご存知でしょうか?
当院では、インプラント治療を導入しております。
【インプラントにはこんなメリットがあります】
- 周りの歯を守ってくれる
- 見た目が美しく自信をもって笑える
- 美味しく食べられる
- しゃべりやすい、かつ舌がよくなる、聞き返されない
- 食べ物がはさまりにくい、磨きやすい
- ものがはさまって痛くなることがない
- 着脱の手間がいらないため入院の時にも助かる
- 脳の血液の循環がよくなり、モノ忘れや認知症の予防にも
- 運動機能が改善される
- 輪郭がひきしまり、顔だちが若々しくなる
- 生活習慣病の予防にも
- 入れ歯のように口臭の原因になることがない
- 飲み込むおそれがない
- 地震など緊急時の対応も
私は横浜勤務時代AQB製チタンインプラントにめぐりあってインプラントを始めました。このインプラントは表面に特別なコーティングがほどこされているので骨とのなじみが非常に良くて、順調にいけば約一ヶ月で骨とくっついてくれます。
このインプラントには、さらに大きな良い点があります。
従来のインプラントは『ツーピースの二回法』というものでした。『ツーピース』というのは、インプラント本体が「骨の中に埋められる部分」と、「その部分にネジ止めする骨の上に出ている部分」との二つの部品から出来上がっているものです。部品が二つに分かれているため、操作が複雑、ネジ止めなのでユルミやすい、一回しか使えない消耗品の部品や材料がたくさん必要等々の欠点がありました。 ところが、AQBのインプラントは『ワンピース』、つまり骨の中に埋まっている部分と骨の外に出ている部分とが一体でつながったものです。
手術法においても、一度骨の中にインプラントを埋めた後に2~3ヶ月間骨とくっつくのを待った後、もう一度麻酔をし、歯肉切開して、骨の上に出てくる部分をネジ止めするという『二回法』が主流でしたが、このAQBインプラントは骨とのなじみが良いので、埋め込み手術も一回で済みます。

以上のような理由から、比較的廉価(20万円~)で、「インプラントを埋め込む手術+上に歯をかぶせる」ところまでできるのです。
インプラントは決して永久的なものではありませんが、メーカーの統計では十五年経過した時点で、92%のインプラントが役に立っているそうです。当院での成績も同様です。(もちろん、長くお使いいただくために定期点検に来院してくださいね。)
ただし、当院では骨の量が少ない方にインプラントを無理に施術することはしません。その場合は、適切な病院を紹介させていただいています。
このインプラント治療は、慎重に適応症を選び(主に骨の質・硬さ・厚み・量)当院での定期検査をきちんと行えば、現時点で考えられる、一番歯や体に優しい治療法といえます。
AQBインプラントの詳細については、メーカーのホームページをご覧ください。

小児歯科の本来の仕事は、1本1本のむし歯の治療ではありません。
お子様の歯の健康管理が私達の目的なのです。
歯は、はえたときからむし歯の危険にさらされているのです。そしてさらに乳歯のむし歯は、発育期の成長にかかわるだけでなく、永久歯に影響し一生の健康を左右します。
痛み出してからの治療に苦労するよりも、定期的な検査による早期発見や予防処置、あるいは家庭での毎日の歯磨きやおやつの改善を通じて、長い期間にわたって健康な成長発育のための何より大切なお子様の歯と、お口を守る健康管理の方が、実際に治療を受けるお子様と保護者の方にとって、心理的にも、時間的・経済的にも有利なことと思います。
以上の点からも、
当診療所では、1~4ヶ月に一度の定期健診をお勧めしています。
1.口の中を酸性にしない食べ物 | 2.口の中に停滞しない食べ物 |
ナッツ、チーズ、季節の野菜 キシリトール |
ヨーグルト、アイスクリーム シュークリーム、生クリーム、ゼリー、寒天 手作りケーキ |
3.よくかむ食べ物 | 歯によい飲み物 |
煮干し、スルメ、おやつこんぶ サラダ、フレッシュフルーツ キシリトールガム |
水、お茶 |

治療費については、可能な範囲はすべて健康保険を適用いたします。治療回数の短縮、能率的な歯科治療の目的のため、1回に数歯治療いたします。
ただし、保険外の処置(フッ素・小児義歯等)については、実費そして所定の料金をいただきます。
その際は事前にご説明いたします。
- 来院の際は、毎回ハブラシをお持ちください。
- 当院は、予約制になっておりますが、多少お待ちいただくことがあるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。
(なお、15分以上お待ちの方は、受付にお申し出下さい。) - 就学前のお子様は、出来るだけ午前中にご予約をお願いいたします。
- 治療前のご飲食は避けてください。(乳幼児は泣いたり、ちょっとした刺激でよく嘔吐してしまいます。)
- 治療前に用便とお鼻のお掃除を済ましておいてください。
- お子様に、嘘をついたり、だましたりして連れて来ないでください。
『スーパーに行こうね』『何もしないよ』『ちょっと見るだけよ』『薬をつけるだけよ』etc. - 『何か買ってあげるからね』と言ったことで連れて来ないでください。
何かを買って貰えるから歯を治すのではなく、自分の歯や体が良くなることが何よりのご褒美であることをお子様に知ってもらう必要があるからです。 - 日常会話にご注意ください。
『言うことを聞かなければ注射をしてもらいますよ!』『歯医者は痛くていやね~』etc. - お子様の治療中は原則として保護者の方は待合室でお待ちください。
- お子様の治療後は、おりこうに治療できたときはもちろん、泣きながらでも治療が出来れば、必ずほめてあげてください。『おりこうさんにできたね』『がんばったね』『きれいな歯になったね』etc.
次回からの大きな励みになります。 - 治療後は処置内容についてご説明いたします。
注意事項については、必ず守ってください。
(なお、治療内容についてご不明な点があれば、遠慮なくご質問ください。)
お口の中にはおよそ400種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、 砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。 これを歯垢と言います。
歯垢1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。
その中で歯周病をひき起こす細菌はポルフィロモナス・ジンジバリス、プレボテーラ・インターメディア、 アクチノバシラス・アクチノマイセテムコミタンスなど10種類以上がわかっています。
また歯垢は粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。 この歯垢の中の細菌が歯肉に炎症をひき起こしやがては歯を支えている骨を溶かすのです。
次に挙げる項目も歯周病の原因とされています。
1. 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
2. 不適合な冠や義歯
3. 食習慣
4. 喫煙
5. ストレス
6. 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
7. 薬の長期服用
現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。大切なのは予防、診断、治療、そしてメインテナンスです。
この15年の間に、歯周治療は急速な進歩を遂げました。以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです。
まず、歯周病の原因は歯垢ですから、それをためない、増やさないことが基本です。
そのためには、
- 正しい歯ブラシの方法で毎日実行すること
- 歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。
- 歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除くこと
- 根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することが大切です。
- 傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすること
- 専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けること
痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状ありません。 これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐いところです。
当診療所では、歯周病の対策として、「予防歯科」を中心に診療を行なっております。当診療所の予防歯科については、こちらのページをご覧ください。
予防歯科について