歯科矯正治療システム『Bio-SRSM』

なぜこれまで完璧な歯体移動が実現しなかったのか?

なぜ長年完璧な歯体移動が実現されなかったのでしょうか?その大きな壁は解剖学的な歯の構造と力学的な構造に理由があるのです。
歯は歯冠部と歯根部(約1:1.5 個人差あり)が歯根膜を介して歯槽骨に植立しています。矯正装置は、通常歯根部に装着することは不可能であり、歯冠部に装着されるのですが、実は移動させたいのは歯根部なのです。まさにそこが、力学的に無理の生じる点で、通常のメカニズムで矯正力を働かせた場合、力点と作用点の位置の関係から歯根が動くとき、歯尖三分の一のあたりが支点となり、すなわち歯尖三分の一はジグリングを繰り返しながら移動します。そのため移動し終わったころには確実に歯にダメージが加わってしまう構造なのです。

歯根吸収は避けられる

多くの歯科矯正治療で歯根吸収がおこっていると考えられるわけですが、Bio-SRSMの歯体矯正理論では、革新的に歯根吸収を防ぐことに成功しています。 徹底的に歯根吸収のメカニズムを研究し、独自の歯科矯正治療の理論(Bio-SRSMの歯体矯正理論)を応用した結果、治療後ほとんどの症例において歯根吸収を起こすことがなくなりました。

歯科矯正治療システム『Bio-SRSM』の歯体移動理論(完璧に近い歯体移動)

「完璧な歯体移動とは、
適正矯正力を用いて、歯根の全てを移動させたい方向に直線的かつ三次元的に移動させる ことである」

SRSMとはSafety Rational Sliding Light Wire
Methodの略であり、全体の訳は「安全にそして合理的に行うライトワイヤースライディング方法」となります。 そしてこのネーミングはそれぞれの単語一つひとつが大きな意味を持っています。
1. Safety…安全に
2. Rational…合理的に
3. Sliding Light Wire Method(弱い力<適正矯正力>によるスライディングテクニック)

1. Safety(安全に)

歯科矯正治療は歯科医師が行う医術であるからには、患者さんに対して、術中・術後の安全を最優先すべきだと考えるのですが、歯科矯正治療に伴って起こりうる可能性のあるトラブルである歯根吸収、顎関節症、咬合性外傷、咬合崩壊、歯槽骨の崩壊、歯肉炎の誘発、歯冠の崩壊および摩耗、カリエス(虫歯)の発症、悪習慣の誘発などのマイナス面に対して、常に安全に行える確信と自信を持って歯科矯正治療を行っている先生はどれほどいらっしゃるでしょうか?すべてのことを解決して未然に防ぐことは可能なのでしょうか。
私は、努力でトラブルの原因を作らない治療が可能ならば、リスクは最小限に抑えることができると考えます。「Bio-SRSM」は歯根吸収を起こすメカニズムを徹底的に追及し、組織に害を与えない新しい理論と歯の移動により、より安全に歯科矯正治療を行うことを可能にしました。

2. Rational(合理的に)

Bio-SRSM理論によっておこなえる歯の移動(完璧に近い歯体移動)は治療を合理的に進める上で必要不可欠であり、この理論を応用することで治療上のムダを省き、歯を移動させたい部位に直線的に、そして三次元的に移動させることが可能となります。そのための診断、治療、保定での治療の流れのすべてを治療が始まる前に、一度頭の中で治療を行う「イマジネーショントリートメント」が可能で、これによってムダな治療、ムダな時間、ムダな経費を避けることができます。
もちろん合理的に歯科矯正治療を行うという概念は、あくまでも安全に治療が行えることが前提であり、安全性を無視して合理性を追求することは禁忌と考えます。

3. Sliding Light Wire Method(適正矯正力によるスライディングテクニック)

Bio-SRSMで使用する矯正力は、基本的には適正矯正力(オプティマムフォース)に近い力で常に歯に対して作用させることを目標としています。使用するワイヤーは必要以上の負荷がかからない細いものを選択し、そのワイヤーに特殊ベント(※)を4カ所に付けることで、ワイヤーの性能や効力を高めることができ、結果として安全にそして合理的に治療を行うことが可能です。

※特殊ベンド
Bio-SRSMの理論に基づく特殊ベンド(曲げ)ティップバックベンドとトルクホールディングベンドがそれぞれ2箇所、15°~20°のハイベンドが付けられます。

Bio-SRSMの基本理念と特徴

Bio-SRSMの基本理念は、歯の移動はどんな場合も理論に基づいて行うもので、全ての治療過程で、歯根の動きを把握できる合理性と理想的な歯体移動を行うことが、現在そして未来に起こりうる大きな問題をクリアーできる唯一の道だと考えます。

◎理想的な歯体移動を行う条件とは 1.必要最小限のオプティマムフォース(適正矯正力)を最大限に活用すること
2.歯の移動の際、根尖部の力の作用点と力の抵抗中心点が限りなく一致すること、つまり根尖部まで含めた歯根全体を一方向に確実に移動させること
3.歯根吸収、顎関節症などの医源的な副作用を起こさないこと

セーフティーかつ画期的に短い治療期間

Bio-SRSMでは以上の条件をクリアーして、理想的な歯体移動を行うため、結果として組織に過剰な力はかけず、動的治療後も歯根吸収の確率は小さく、セーフィティーに治療が行えることになります。また理想的な歯体移動を行うことは結果的に無駄を省くことになり、治療期間、チェアータイムなどが画期的に短縮されます。

誰にでも簡単におこなえるからこそ、確実で安全な治療ができる

また煩雑なワイヤーベンディングや技工操作などはほとんどないに等しく、術者に求める職人芸的な要素が全く必用がありません。BIO-SRSMを試行する場合、術者は職人ではなくプロデューサー兼ディレクターのようなドクターであればよいと考えます。大変なワイヤーベンディングにムダな時間を使うことは、ナンセンスですし、結果的にトラブルの原因、不確実な治療の原因になる つまり、この理論と治療テクニックを確実にマスターすれば、特別な器用さを必要とせず、誰にでも容易に、そして安全にそして完璧に治療が可能となるのです。

Point4.Bio-SRSMのメリット・デメリット

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