「年を取ったら歯は悪くなって当たり前?」と思われる方も多いと思います。 悲しいですが、今の日本の現状ではその通りです。
以下は国別のに虫歯の本数をグラフで表したものです。
■国別むし歯の本数
よくむし歯の原因と言われる砂糖の消費量は少ないのに虫歯の数は圧倒的に多いのが日本です。
なぜ、こんなに大きな差がついてしまったのでしょうか?
それは、日本の保険制度に問題があります。
日本の保険制度では「悪いところを削ってつめる」ことしか保険として認められていなかったからです。ですから、日本人の頭の中に「歯医者は歯が痛くなったら行くところだ」という意識がついてしまったのです。
そして、歯医者自体も削ってつめる治療ばかりを行い、「どうしたら悪くならないように予防できるか」ということを考えても来なかったし、患者さんにお伝えすることもしなかったのです。これが欧米諸国との間に大きな差がついてしまった最大の原因です。
スウェーデンでは75歳の平均で約20本も歯が残っているのです。
日本人は「歯を残せないのではなく、単に残していないだけ」なのです。
我々も、きちんとしたことを行えば、十分、歯を残せるのです。
では、どうしたら歯を残せるのでしょうか?
欧米諸国はどのようにして、歯を残しているのでしょうか?
その答えが
1~3ヶ月に1回、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けること
です。
欧米では、治療ではなく、このメンテナンスに力を入れたことによって、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上したのです。
では、具体的にどのようなメインテナンスをしたら良いのでしょうか?
歯医者さんでのメインテナンスをご紹介します。
歯医者さんでのメンテナンスへ
ご家庭でできる予防の方法をご紹介します。
お家での予防へ