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診療科目Medical

小児歯科

子どもの楽しい治療

私たちは、楽しく遊びを取り入れながらお子様の治療をするように心がけています。

本来誰もが歯の治療はしたくありません。
もちろん私も歯の治療はしたくはありません。
なぜなら歯は削ったら元に戻せないのです。

ですからなるべく削らないためにもむし歯になる前にお子さんを私に見せてください

どのようにしたらむし歯にならないか親御さんにお勉強してもらいます。

なぜなら子供のむし歯の原因はすべて親御さんの責任なのです。

そう言うとかなりプレッシャーに思うかも知れませんがむし歯にならない仕組みを学んでいただいて予防することでお子さんの歯を守ることが出来るのです。

歯は、はえ始めたときからむし歯の危険にさらされています。そしてさらに乳歯のむし歯は、発育期の成長に関わるだけでなく、永久歯に影響します。さらには歯並びやかみ合わせといった、一生の健康を左右することにもなり兼ねます。

お子さんは、自分の意思によって治療を受けることは出来ません。周りにいる大人が救ってあげなくてはならないのです。

健康管理は本人が主役です。しかし、周りの脇役なしでは真の健康管理は成立しません。ましては、小さなお子さんに関しては、周りの大人が同じ目線で一緒に考えてあげる必要があります。

お子さんの歯を守り育てる為、本人、保護者、私たち歯科医師が自ら気付き、自ら学習し、自ら行動することが今、求められています。

また当院では、予防歯科という単語をよく使わせて頂いております。痛み出してからの治療に苦労するよりも、定期的な検診による早期発見や予防処置による健康管理の方が、実際に治療を受けるお子様と保護者の方にとって、心理的にも、時間的にも、経済的にも有効と考えている為です。

なんでむし歯になるの?

虫歯の3大要素は 細菌・歯の質・お口の中の環境です。

1.細菌

まれたばかりのお子さんのお口の中には細菌はいません。
細菌を親が感染させるのです。

  • 親の使った箸でお子さんに食事をさせた事はありませんか?
  • スプーンに取ったご飯を親が温度を確かめた事ありませんか?
  • 確認したままお子さんに与える事ありませんか?
  • お口でもぐもぐしたものをお子さんに与えた事ありませんか?

これらはかなり危険な事ですので注意が必要です。
こういった何気ない、赤ちゃんのための行為が、お子さんに細菌を感染させるのです。

お口の中に細菌の数が少なければ少ないほど虫歯になるリスクは低くなります。
ですから、食事を注意した上で毎日しっかり歯を磨く事が重要です。
歯を磨く際は夜食事が終わってからしっかり磨く事をお勧めします。

夜寝ている間は唾液の量が極端に少なくなります。皆さんも朝起きた時にお口の中が粘っこい事があると思います。これは唾液の量が少ないために粘っこく感じられるのです。よって細菌が唾液に長される事無く歯にまとわり付き虫歯を作ります。そうさせないためにも夜しっかり磨く事は重要といえます。

2.歯の質

歯は生えたときはまだ完成された歯ではありません。
乳歯は約1年半ぐらい、永久歯で約2~3年かけて完成されます。だから、生えたばかりの歯は一番虫歯になりやすいのです。

ではその歯がいかにして強くなるか?
唾液や食事などによしフッ素を摂取しながら強化されます。よく歯医者さんで「フッ素を塗りましょう」と言うのは、フッ素によって歯を強くする効果があるのです。
ちなみにアメリカではフッ素入りのミネラルウォーターが売っていて、その水でミルクを作ったりそのまま飲ませたりするほどなのです。

なのでアメリカの糖の摂取量は日本よりかなり多いのですが虫歯のリスクは日本に比べかなり低い値がでています。それほどフッ素は歯にとって重要な物といえます。
私たちはみなさんののフッ素塗布を随時進めております。

3.お口の中の環境

どのような環境かと申しますと、pH(ペーハー)の事です。
人間は誰しも食事をしますが、飲んだり食べたりする事によってお口の中は酸性に傾きます。
このpHというのが厄介なもので、酸性に傾くほど歯が溶けやすくなります。
pH5.4から歯は溶け始めます。
ちなみに清涼飲料水の中で最もpHが高いのはコーラ(pH2.3)といわれていますが、私個人として絶対にお勧めはできませんしコーラを飲む習慣があるお子さんは絶対にやめてもらっています。かといって食事をしないわけにはいきません。

ですから食事と食事の間をしっかり空ける必要があります。それはだらだら物を食べ続けないという事です。食事の時間をしっかり決めて食事する時はしっかり食べる、そして次の食事またはおやつまでは何も食べないようにする事が大事です。

もしそのときにのどが渇く事もあるでしょうが、そんなときは水(pH6.9)又は麦茶、玄米茶(pH6.0)などは中性により近いため飲んでいただいても構いません。

以上の事が虫歯を作らない要因となります。

痛み出してからの治療に苦労するよりも、予防処置を積極的にする事により健康管理する方が、実際に治療を受けるみなさんにとって、心理的にも、時間的にも、経済的にも有効と考えます。
しっかり予防をして絶対に歯を削られないようにがんばりましょう!!

歯磨きの目的は歯の汚れ落しだけじゃない!

歯のエナメル質は、生え始めたときはまだ不完全な組織です。
たとえて言えば建設中の家のようなもの。壁財の塗りこみが不足した状態なのです。家は壁塗り作業を怠ると雨や風に弱くなりますが歯もこれと同じです。

エナメル質が完全に出来上がるのに必要な時間はとても長く、乳歯なら1年半~2年、永久歯なら2年~3年かかります。この歯質を強化する物質(フッ素)の入った歯磨き剤で歯を磨く事や、歯科医院にてフッ素を塗ることで歯質の強化するのは先進国の常識です。

まちの歯医者さん 小児診療システムのご案内

システム1 歯の健康管理

小児歯科の本来の仕事は、1本1本のむし歯の治療ではありません。
お子様の歯の健康管理が私達の目的なのです。

歯は、はえたときからむし歯の危険にさらされているのです。そしてさらに乳歯のむし歯は、発育期の成長にかかわるだけでなく、永久歯に影響し一生の健康を左右します。

痛み出してからの治療に苦労するよりも、定期的な検査による早期発見や予防処置、あるいは家庭での毎日の歯磨きやおやつの改善を通じて、長い期間にわたって健康な成長発育のための何より大切なお子様の歯と、お口を守る健康管理の方が、実際に治療を受けるお子様と保護者の方にとって、心理的にも、時間的・経済的にも有利なことと思います。

以上の点からも、
当診療所では、1~4ヶ月に一度の定期健診をお勧めしています。

歯に良いおやつ
口の中を酸性にしない食べ物ナッツ、チーズ、季節の野菜、キシリトール
口の中に停滞しない食べ物ヨーグルト、アイスクリーム、シュークリーム、生クリーム、ゼリー、寒天、手作りケーキ
よくかむ食べ物煮干し、スルメ、おやつこんぶ、サラダ、フレッシュフルーツ、キシリトールガム
歯によい飲み物水、お茶

システム2 医療費について

治療費については、可能な範囲はすべて健康保険を適用いたします。治療回数の短縮、能率的な歯科治療の目的のため、1回に数歯治療いたします。
ただし、保険外の処置(フッ素・小児義歯等)については、実費そして所定の料金をいただきます。
その際は事前にご説明いたします。

保護者の方々へのお願い

  • 来院の際は、毎回ハブラシをお持ちください。
  • 当院は、予約制になっておりますが、多少お待ちいただくことがあるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。
    (なお、15分以上お待ちの方は、受付にお申し出下さい。)
  • 就学前のお子様は、出来るだけ午前中にご予約をお願いいたします。
  • 治療前のご飲食は避けてください。(乳幼児は泣いたり、ちょっとした刺激でよく嘔吐してしまいます。)
  • 治療前に用便とお鼻のお掃除を済ましておいてください。
  • お子様に、嘘をついたり、だましたりして連れて来ないでください。
    『スーパーに行こうね』『何もしないよ』『ちょっと見るだけよ』『薬をつけるだけよ』etc.
  • 『何か買ってあげるからね』と言ったことで連れて来ないでください。
    何かを買って貰えるから歯を治すのではなく、自分の歯や体が良くなることが何よりのご褒美であることをお子様に知ってもらう必要があるからです。
  • 日常会話にご注意ください。
    『言うことを聞かなければ注射をしてもらいますよ!』『歯医者は痛くていやね~』etc.
  • お子様の治療中は原則として保護者の方は待合室でお待ちください。
  • お子様の治療後は、おりこうに治療できたときはもちろん、泣きながらでも治療が出来れば、必ずほめてあげてください。『おりこうさんにできたね』『がんばったね』『きれいな歯になったね』etc.
    次回からの大きな励みになります。
  • 治療後は処置内容についてご説明いたします。
    注意事項については、必ず守ってください。
    (なお、治療内容についてご不明な点があれば、遠慮なくご質問ください。)