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診療科目Medical

矯正歯科

悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。
しかし、きれいな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。
矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。歯がふぞろいだったり、上下のアゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。
この不正咬合をそのままにしておくと、次のような問題がでます。

  • 食べ物がよく噛めない
  • ことばが明瞭でなくなる
  • むし歯になりやすい
  • 歯槽膿漏になりやすい
  • 口臭の原因になる
  • アゴの関節に負担をかける
  • 歯を折ったり、ケガしやすい

また、不正咬合を治すことで、自分の容姿に自信が持て、今までのコンプレックスを解消できることも、重要なことのひとつです。

一般歯科での矯正治療

矯正治療は歯科大学を卒業すると誰でもできる訳ではありません。
卒業後、大学の矯正科に在籍し勉強するか、歯科医院に勤務しながら講習会等で習得するかに分かれます。私は卒業後すぐに一般開業医に勤めたため後者にあたります。

私が矯正を始めたきっかけは、犬飼歯科セントラル・ビオス診療所院長犬飼啓元先生が昭和40年代長野県下の矯正の先駆けとして行っていた事もあり勉強する事となりました。そしてまず最初に『スタンダードエッジワイズ』システムを学び、長野県矯正研究会に在籍いたしました。その後、いろんな講習会に参加させていただきました。
平成17年より現在のシステム3Dimensionlightwireslidingtechnique(旧SRSM矯正研究会)にて診療を行っております。

私は横浜に勤務していた時、勤務先近くの矯正専門医の依頼により、抜歯や虫歯治療、はたまた歯肉炎・歯周炎治療を行いました。そちらの先生はそういった治療をほとんどしませんでした。装置が付いた状態での虫歯治療は難しく困難なものでした。しかし矯正専門の先生は虫歯治療を得意としていません。なぜなら大学の矯正科に在籍している時は一般治療はほとんどしないのです。その時、歯科医でありながら不得意な治療がある事はある意味危険な事だと感じました。ある矯正歯科では矯正治療中重篤な虫歯になり訴訟になったと言う事例まであるほどです。

矯正治療は究極の虫歯、歯周病治療と考えます。なぜなら、歯並びが悪い事で起こりうる虫歯や歯周病をきれいな歯並びで清掃性をあげ予防することができるからです。すると無駄に歯を削る事や歯周病での抜歯を防ぐ事ができるのです。私たちは一貫して予防歯科を提唱しています。よってこの究極の治療、歯科矯正によって皆さんの歯を守る事が出来るのであれば最大の喜びです。

矯正中はとかく歯と歯の隙間が出来る場合があります。その様な時、今まで見えなかった虫歯を発見することがあります。そんな時はすぐに私自身でその虫歯を対処いたします。それが一般治療で培った歯科治療を発揮するチャンスだからです。また私の行う矯正治療は、歯周病治療、補綴治療、インプラント治療、入れ歯治療などいわゆる一般歯科でしか行われない治療を駆使して行います。よって特に成人矯正においていろんなバリエーションを提案できると考えています。

当医院では矯正相談をしています。保険治療にて通院されている方には相談料をいただいておりません。悩んでいる前に一度相談してみてください。その悩みにあった答えはいくつもあると思います。その中の最適な答えを提案し解決できるよう一緒に考えていきましょう。

しかし、私どもはすべての不正咬合を解決できるとはかぎりません。それは骨格性の難症例の矯正治療もあるからです。そのような難症例は的確に判断し、しかるべき矯正専門医へ紹介いたします。その的確な判断が出来ること、それこそが一般開業医が矯正治療を安全に行うことのできる要因となるからです。

当院の矯正歯科システム

小児矯正治療

矯正治療を行う上で矯正装置を歯につけることは必要不可欠です。
当医院ではできる限り装置をつける期間を短くするために、適正な時期に適正な装置にて診療を行っております。
また、小児矯正治療には悪習癖がしばしば見られますが、それを解消するために、お口のまわりの筋肉トレーニングを併用することで機能的に歯並びを良くするよう促します。

子供の反対咬合

反対咬合(受け口)は自然に治りません。悪い咬みあわせを放置するとあごが曲がってきたり、さらにひどい不正咬合に移行することがあります。矯正治療の相談にいらっしゃる最適な時期は、前歯の生え代わった頃(小学校1~3年生頃)です。

乳歯の段階から治療を開始します。裏側の矯正治療と、あごの成長をコントロールする装置(フェイスマスク)を用い、前歯の咬みあわせの改善を行います。

成人矯正治療

大人だから歯が動かないのかなあ?と思われる方がいらっしゃいます。成人されても矯正治療は可能です。

成人の方は、お仕事の関係や外見上の理由で、矯正装置をつけることに抵抗があるという方も少なくありません。そのような場合には他の人に気付かれにくい透明の矯正装置を使用いたします。矯正に踏み切れなかった人でも心理的な負担無く治療することができます。

また「治療期間が長そう」とも言われる方がいらっしゃいます。成長期の治療に比べると歯の移動速度は遅く、一般的に成人期の治療の方が若干長引きやすいということはありますが、その反面、成人の治療は成長発育がほとんどないため歯の移動計画を立てやすいという利点があります。

費用について

矯正治療は全ての方が同じ方法で治療するわけではありません。
その方に合った最適な方法にて治療をいたします。よって、矯正費用は診断をした結果で判断いたします。

家族特典について

当医院では、家族特典として、2人目以降の検査および、診断料を無料としました。
治療が必要かどうか知りたい方、ちょっと不安だから調べてほしいという方でも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。
ただし、初診料および治療費、調節料等は通常とします。

医療費控除について

医療費控除については、こちらをご覧ください。